リバーフェイスの特性を踏まえて、オリジナルの防災マニュアルを作成しています。震災時を想定して、少しでも被害を少なくできるよう、居住する皆さんが協力し合って対応することを重視して作られています。
地震が発生した「その時」にどうすればよいか、それが分かっていることは大きな安心に繋がります。
リバーフェイスでは、例年4月に防災訓練を行っています。内容は毎年異なりますが、直近の訓練では防災マニュアルに基づいた安否確認訓練を中心に実施しました。これは、「各フロアのドアに張られた「無事ですシール」をチェックして、貼付状況を一階の本部に報告する」という内容ですが、チェックする人は事前に定めず、当日に自発的に参加してくれた人達によって実施することになっていました。
その結果は、自発的な参加だけでほとんどのフロアのチェックが出来ました。お住いのみなさんの防災意識も高いと思われます。
永く暮らすためには、万一の災害への対策を講じる必要があります。「リバーフェイス」では、地震の発生をいち早く知らせる緊急地震速報システムを採用、安全確保を促します。またライフラインが分断された場合を想定して有効な設備を用意し、復旧までのバックアップを担います。
「リバーフェイス」北側で行われた白鬚西地区市街地再開発事業の目的の一つが震災対策の一環としての防災拠点の整備でした。都立汐入公園では12万人収容可能な避難場所として臨時ヘリポート、応急給水層、備蓄倉庫などが整備され、周辺道路では地震時に電柱の倒壊を防ぐ電線地下埋設も行われるなど、地域全体に防災対策が浸透しています。
住宅性能表示制度とは、「耐震」「劣化対策」「省エネルギー対策」など9項目に分類された性能について等級で表示し、比較しやすくするものです。これを行うのは国土交通大臣指定の第三者機関で、住宅の寝室確保の促進等に関する法律に基づいて客観的に評価します。「リバーフェイス」では設計図書の段階で評価結果をまとめた「設計住宅性能評価」を取得し、施工プロセス並びに竣工段階の検査を経た「建設住宅性能評価」も取得する予定です。
震災発生時は、マンションではトイレが使えなくなります。配管類が損傷していると汚水の水漏れなど二次被害を拡大することから、設備のチェックが終わるまでは水を流すことが出来ないからです。また、マンションの内部が無事でも公共排水管部分が損傷していると、やはりトイレ使用は制限されます。
東日本大震災でも、上記のようにトイレが使用できない状態になったマンションは多数発生しました。
こうした状況を踏まえて、管理組合では全戸分の簡易トイレを備蓄しています。
一戸当たり3人とした場合、約14日分を備蓄しています。